今日明け方、まどろみの中で聞こえた声が、
『イチヲくん、海保のお父さん退任するんだって』
ああ、また嫌な夢だ。
カンベンしてくれって。
・・・・・。
マジ、だったとは。
『モンテディオは山形のクラブだからね、時がきたら山形の人の手に託したい。』
おやっさんのいつか言ってた言葉を思い出していた。
その時が来たっていうことなのか。
・・違うよ、おやっさん。
『山形の人に』、なんて。
あなたが来てくれてから、もう気がつけば4年が過ぎていた。
今じゃもう、誰1人あなたのことをよそ者だなんて思っていないよ。
それは年数とかじゃなくて、山形に来た日から今日までの時をあなたが、ずっと俺たちと共に戦い、泣き、笑い、そしてかけがえの無い色々なことを築きながら、一緒に歩んでくれたから。
おやっさんが、モンテディオというクラブを、山形というこの地を、そしてここにいる俺たちを、心から愛してくれたってことをみんな知っているから。
本当に、いつだって体を張って全力で、本当に自分の命をかけて戦ってくれていた。
・・だから。
・・だからなのか。
最初、おやっさんが辞めるという話を聞いた時には、耳を疑った。そして子供のように狼狽した。
そうなのだ。
子供だ。
全く持って。
いつの間にか、自分1人の力で全てに立ち向かっていると思い違いをしていた子供だ、俺は。
俺たちの傍には、いつだって、おやっさんがいてくれた。 いてくれていたから。
だから、俺たちは今日、ここにいる。
だから、おやっさんは理事長という役目を終える。
そして今日になっておやっさんは俺たちのおやっさんだった、ということを理解した。
言葉では無く、多分、本当の意味で、初めて。
この仕様も無いドラ息子は。
親父のことを。
ごめんな、おやっさん。 そして・・ありがとう。
俺は、俺たちは・・おやっさんの息子で本当に良かったと思ってる。
ご覧の通りの親不孝でロクでもない、自慢の息子には程遠いかもしれないけれど。
いつまでだって、俺たちはおやっさんの息子だ。
だから、おやっさんは理事長なんかじゃなくっても、ずっと俺たちの親父なんだ。
心配かけないように、頑張るから。
どうか体を大切に。くれぐれも無茶だけはしないでくれよ・・なんて言うと逆効果か。
俺たちのこと、見ててくれよ、おやっさん。
大丈夫!何てったって俺たちはとびっきりのドラ息子揃いなんだからさ!!
おやっさん。
親父。
ありがとう、本当にありがとう。
というわけで、3月!!おやっさんに勝ち点9を贈ってやりたいと!送ってやりたいと!
・・思うんだけど、どーよドラ兄弟?あ、姉妹かもしんないけどさw
口にするあたりがバカなんだけど。いやマジだぜ本気なんだぜこれがw
しーっ、親父にだけは内緒内緒w
(*´・ω-)OK?

